建物の顔となるエントランスは石目を基調としたシックなデザインに。自動ドアのガラス部分には広島をモチーフとした衝突防止のピクトグラムがあります。

階段は「DPG工法」を採用してフレームをなくし、ガラス全面が見える美しいつくりにこだわりました。また、エレベータ前のロビーにある大型ガラスには、外と執務スペースの境をやわらかく繋ぐためのぼかしが入っています。ガラス製の電話台は社員の手によるオリジナル品です。

効率向上のため、その日の業務内容によってフレキシブルに場所を変えられるフリーアドレスを導入した執務スペースです。
個別デスク、カウンターデスク、長机など用途によって使い分けられるよう様々なオフィス家具を配置しています。

中央にあるカフェ風カウンターでは、座っている人と立っている人の目線が同じ位置になるようスツールの高さを計算し、隔たりのないフラットなコミュニケーションを醸成。個別ブースではパーテーションで遮られた空間で集中して業務にあたることができます。

また、高い断熱性と遮熱性を持つLow-E膜をコーティングしたガラス窓を採用したことで、室内の快適性を高めながら省エネ効果も期待できます。

間仕切りで3つに区切ることができる会議室に置かれた台形型のデスクは、人数や目的に合わせて自在に組み合わせることが可能です。また、壁面のガラスにはフィルムを貼り、最低限のセキュリティを保ちつつ、外と内を完全には分断しない工夫をしています。

キッチンを備えた食堂スペースは社員の憩いの場。壁際のソファは女性社員の意見を基に選んだ革素材で、汚れに強く座り心地も抜群です。執務スペースと違う暖色の照明を使用し、肩の力を抜ける雰囲気づくりをしています。

気分を変えて新しい発想を生み出そうというコンセプトの基つくられた和の空間。小上がりの畳スペースに合わせた建具にもこだわりが光ります。テラスとの境を繋ぐガラスの壁によって、どちらにも開放感を生み出しました。眺望も楽しめるテラスにはソファを設置し、社員がオンオフを切り替えやすい環境に整えています。

ショッピングモールやホテルと同様の機能を備えたトイレには、女性社員の要望から取り入れた左右に照明のついたミラーや、個人用のミニロッカーを設置しています。